施設の概要

施設概要

施設名称倉敷西部クリーンセンター
建築面積約9,500㎡
延べ床面積約19,700㎡
構造鉄筋コンクリート造、鉄骨造、一部 鉄骨鉄筋コンクリート造
<ごみ焼却処理施設>
処理方式ストーカ式焼却炉
焼却能力300t/日(150t/日×2炉)
排ガス処理方式乾式有害ガス除去+ろ過式集じん器、無触媒脱硝方式
<粗大ごみ処理施設>
処理方式破砕・選別
処理能力20t/5h

設備紹介

ごみ焼却処理施設

計量機

ごみ収集車で運ばれてきた可燃ごみはこの計量機で収集車ごと重さを量ります。

プラットホーム

ごみ収集車はこのプラットホームに進入し、ごみ投入扉からごみ受入ピットへごみを投入します。

貯留ピット・ごみクレーン

受入ピットに投入されたごみは貯留ピットに貯められ、ごみクレーンでよく撹拌し、ごみ投入ホッパに投入します。

焼却炉

焼却炉に入ったごみは、ダイオキシン類の発生を抑制するため850℃以上の高温で焼却します。

タービン発電機

ボイラで発生した高温・高圧の蒸気を利用して、タービンを回し、最大7,880kWの発電を行います。発電する電気は、一般家庭10,000戸分の使用量に相当します。

蒸気復水器

タービン発電機で利用した蒸気を水に戻します。戻した水はボイラに送られ、再び蒸気になります。

ボイラ

ごみの焼却により発生する熱で高温・高圧の蒸気を発生させます。

低温エコノマイザ

焼却炉から出た高温の排ガスと蒸気復水器から出た水を熱交換し、高温の排ガスを処理に適した温度まで下げます。
それにより、蒸気復水器から出た水は昇温されてからボイラに送られるため、熱の有効利用が可能となります。

中央制御室

焼却炉の燃焼状況、タービン発電機の発電出力、排ガスの公害監視など、焼却施設内すべての設備の監視、制御を行っています。

灰ピット・灰クレーン

焼却灰は灰ピットに貯留されたのち場外搬出され、再資源化施設で無害化されたリサイクル灰は、道路舗装時の路盤材などの建設資材として利用されます。

集じん器

排ガス中のばいじん、ダイオキシン類、塩化水素、硫黄酸化物等の有害物質を除去します。

誘引送風機

処理した排ガスは、誘引送風機により煙突から大気に放出されます。

煙突

きれいになった排ガスを高さ59mの煙突から大気に排出します。

粗大ごみ処理施設

中央操作室

各機器の運転状況を示す計器類や、監視用モニタ等が集められたこの操作室から、集中自動制御します。

プラットホーム

計量されたごみは、ここから埋立ごみ貯留ピット・不燃性粗大ごみ貯留ピットに投入されます。

埋立ごみ貯留ピット、不燃性粗大ごみ貯留ピット

埋立ごみ、不燃性粗大ごみは、プラットホームから埋立ごみ貯留ピット・粗大ごみ貯留ピットへ投入され、ごみクレーンによって投入ホッパ・供給コンベヤへ送られます。

低速回転式破砕機

2本の回転式刃物で、大きなごみ、硬いごみも強力に砕きます。

高速回転式破砕機

埋立ごみと低速回転式破砕機で前処理した粗大ごみを、選別に適した大きさに高速で砕きます。

防火ダンパ

不燃ごみなどに含まれるリチウムイオン電池による火災を防ぐために搬送コンベヤに設置した防火ダンパを閉じ、確実に消火します。

磁力選別機

破砕したごみの中から磁石の力を利用し磁性物を選別、鉄分を回収します。

粒度選別機

回転する筒の穴の大きさにより、不燃物とアルミの含まれた可燃物に選別します。

アルミ選別機

永久磁石回転式の選別機で、アルミニウムなどの非磁性物を選別します。

鉄類バンカ・不燃物バンカ
アルミバンカ

鉄類・不燃物・アルミをトラックで運び出すまで、バンカで一時貯留します。